はじめまして。当サイトの管理人です。
このページでは高い声がでなかった管理人のコンプレックス満載の人生と、ミックスボイスを習得できた頃の様子を、過去のメモを基にまとめています。
自分は話し声は低めでボソボソ話す感じです。(ハキハキ喋るのが苦手)
これは今もあまり変わっていないです。
一般的には低めの男性の音域の声に分類されると思います。
声が低い 高い声が出ないのがずっとコンプレックスだった昔
自分は全く高い声が出ませんでした。
JPOPのほとんどの曲はサビになると歌えないのでカラオケが嫌いでした。
高い声が出せる、出せないは生まれつき決まっていて、自分にはその才能がないからだと思っていました。
それでも諦めたくなくて試行錯誤をするうちにミックスボイスを習得するために必要なことがわかり、それを基に自分でトレーニングを行うことでミックスボイスを習得することができました。
ミックスボイスを習得すると、喉を締め付けて搾り出していたのが嘘のように楽に発声できるようになりました。
今まで歌えなかった曲が歌えるようになり、カラオケでは周りから上手いと言われるようになり、自分に自信が持てるようになりました。
ミックスボイスを習得するまで実に10年近くかかってしまいましたが、自分なりの考えに基づきトレーニングを開始してからは、1ヶ月ほどでミックスボイスの感覚をつかむことができました。
今までにない感覚だったのを鮮明に覚えています。
以下にミックスボイスを習得するまでの道のりをまとめました。
18歳まで
声が低く、歌える曲がないのでカラオケに行くのが嫌いでした。
友達と数人と遊びに行っても
次どこ行く?
カラオケいこーぜ
あ、おれ用事あるから帰るわ…
毎回断れないので、いやいや付いて行ったとしても
歌えば?
いや、大丈夫っす…
・・・・
・・・・
という苦痛を何度も味わってきました。
思い出したくない過去
20歳
息を止めた状態で細く小さな裏声を出すと高音で歌えることに気づき、上手くなった気になります。
成人式帰りにカラオケに行くことになり、いざマイクを通すと全然歌えていないし、気持ち悪い変な声だったので落ち込み、二度とカラオケには行かないことを心に誓いました。
もう絶対歌ワン
25歳まで
それでも諦めきれずCD付きのボイトレーニングの本を適当に買って読みました。
何回かCDに合わせてやってみるもできないし、これをつづけて本当に意味があるの?という思いが強くて続きませんでした。
ピアノでだんだん音程をあげていくようなレッスンでした。
次にネットの情報でミックスボイスを習得しようとしました。
どうやら「閉鎖」と「ファルセット」が重要らしいということで、試行錯誤していると、閉鎖の強い裏声(俗に言う志村声)が出せるようになりついにミックスボイスを習得できた気になります。
この志村声をミックスボイスだと錯覚していた期間は長かったと思います。
家族から「なに奇声だしてるの?」と言われるまでは…。
録音して聞いて落ち込みました。
思い出したくない過去その2
27歳まで
高い声は才能と思い込み、ミックスボイスは諦めました。
このころから息を止め気味で喉を締め付け、高くて出せないところは声を張り上げて歌うようになりました。
閉鎖の強い表声(地声)です。
するとなんとかmid2G(G4)、ソの音くらいはでるようになりました。
スキマスイッチの奏がギリギリ歌えるレベルです。
喉を締め付けて張り上げるので2,3曲歌うと喉が痛く、声もガラガラになって歌えなくなりました。
歌う前にしゃべりすぎたり、アルコールを摂るとmid2Gもでなくなるので、飲み会後のカラオケは
あ、おれ用事あるから帰るわ…
で帰りました。。。
(つらい…)
なんとかmid2Gまで出るようにはなったものの歌える曲のレパートリーが少ないので依然としてカラオケは嫌いでした。
27歳の8月
仕事の取引先の付き合いでカラオケつきのバーなどに行く機会が増えました。
友人との付き合いなら断れましたが、取引先だとそうはいきません。
このままではまずいと思い、再度ミックスボイスについて調べなおしました。
そのときにようやくmid1、mid2、hi、hihiという表記の意味を覚えました。
独学で発声について学び、学んだ事を基に自分なりにボイストレーニングを開始しました。
ボイストレーニングを開始するにあたって設定した目標は以下の2点です。
- プロを目指すわけではないので、カラオケで歌が上手と思われるレベルでよいとする。
- 日本で人気の曲は最高音がhiA(A4)〜 hiC(C5)なので、hiC(高いドの音)までを発声できるようにする。(それ以上は望まない。)
27歳の9月
1ヶ月間、ほぼ毎日トレーニングを行いました。
ある日、トレーニング後に歌ってみると以前まで張り上げていたmid2Gが楽に出せました。
気持ちの悪い裏声でも、喉を締め付けて張り上げた表声でもない声でした。
10曲以上歌っても疲労感がほぼ無く、声がかれない、むしろ歌うほどに調子が出ます。
身体の中で声が響き、歌っている時の声が、裏声なのか表声なのか自分でもよく分からなくなるその感覚をいまでもはっきり覚えています。
このときはまだそれがミックスボイスだという確信は持てませんでしたが、とにかく嬉しくてたまりませんでした。
ただ、とても不安定で、前日は出せていたのに今日は出せないという日もあり、もうできないんじゃないかという不安や焦りも少しありました。
発声練習が不十分だったり、のどの調子が悪い日はうまく行かないということがわかり、徐々にできる回数が増えてきました。
27歳の10月
トレーニングを続けた結果、安定してミックスボイスを使えるようになりました。
hiB(B4)まで力強く発声できるようになり、今まで歌えなかった曲が歌えるようになりました。
歌える曲が一気に増え、歌うことが超絶楽しくなりました。
本当に嬉しかったなぁ。
そこで実際にカラオケで試してみたいと思い、友人の誘われたタイミングでいざ挑戦。
人前で歌うこと、カラオケに慣れていないので、最初は緊張して震えてうまくいきませんでした 笑
が、慣れてくると練習通り歌うことができました。
高い声が出ず、歌が苦手であることを知っている友人から驚かれました。
やったぜ
その後から現在
それから数年間、気が向いたときにトレーニングは行っていましたが、当初の目標はほぼ達成したのと、ここからのレベルアップには別のやり方が必要なのではないかと思い、一旦トレーニングは終了しました。
その間は海外のyoutubeを見て、グロウルやシャウトを練習してたよ
さらに時が経つにつれて、トレーニングをすることも歌う機会も減り、数年たつとhiB、hiCがうまく出せない日も増えてしまいましたが、ミックスボイスの出し方は身体が覚えており、難しい曲でなければ普通に歌えるようになりました。
逆に以前のような喉締め、張り上げでの発声はできなくなりました。
あれだけ苦手だったカラオケも好んでいくようになりました。
同じ悩みをもつ人のきっかけになれば
という感じで、自分のミックスボイスを習得するまでの道のりをまとめましたが、いかがでしたでしょうか。
今となっては、キー下げて歌えばいいのに。とも思いますが、キーを下げると低音部分がさらに低くなるし、その当時の自分は原キーで歌いたいという想いが強かったんですよね。
特に邦楽ロックが好きで、歌いたいのに歌えない悔しさがありました。
高い声を出せず、カラオケが苦手になると、自分に自信を持てなくなります。
自分がミックスボイスについて調べていたときに常に疑問だったのは、
ということでした。
少しでも共感できる!という人はおそらく自分と同じトレーニングでミックスボイスが出せるようになると思います。
このサイトが、同じような悩みで自分に自信が持てず、それでも諦めたくない!という人の手助けになれたら嬉しいです。
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